ゲーム・エンタメ業界向けWeb制作。
まずは会話レベルで壁打ちの相談を!
Webサイトを閲覧していると、「Cookieを使用しています」「Cookieの利用について」といったクッキーバナーを目にすることがあります。
アクセス解析や広告、外部サービスなどをWebサイトで利用する場合、Cookieなどのデータ取得についてユーザーに分かりやすく説明し、適切に管理できる仕組みを用意することが重要です。
しかし、実際にクッキーバナーをWebサイトへ導入しようとすると、
など、考えることは意外と多くあります。
そこで今回は、無料で利用できるクッキー同意管理ツール「Silktide Consent Manager」を紹介します。
Web制作会社の視点から、デザイン、実装、アクセシビリティ、Google Consent Modeとの連携などを見ていきます。
※本記事はSilktide Consent Managerの機能を紹介するものであり、特定の法律・規制への対応を保証するものではありません。Cookieや個人情報の取り扱いについては、利用するサービスや対象地域などを踏まえて別途確認する必要があります。
クライアントサポート
Silktide Consent Managerは、WebサイトにCookieなどの同意管理機能を導入するためのオープンソースのConsent Managerです。
無料で利用でき、デザインのカスタマイズやCookieの種類ごとの同意管理、Google Tag Managerとの連携、アクセシビリティへの対応などが用意されています。
GitHubでは「Free, lightweight and customizable consent manager」として公開されており、MIT Licenseで提供されています。
公式サイトにはセットアップウィザードが用意されており、画面上でカラーや表示位置、文言、Cookieの種類などを設定すると、Webサイトへ設置するためのコードを生成できます。
Silktide Consent Managerは、以下のページから設定できます。
そもそも、クッキーバナーは何のために設置するのか。
Webサイトでは、さまざまな目的でCookieや関連する技術が利用されています。
例えば、
などがあります。
Silktide Consent Managerでは、このようなCookieを「Consent type」として分類し、ユーザーが種類ごとに選択できるように設定できます。
公式の設定例では、Essential、Analytics、Marketingなどのカテゴリーが用意されています。
クッキーバナーで重要なのが、ユーザーにどのような選択肢を提供するかです。
Silktide Consent Managerでは、例えば、
といった選択肢を設定できます。
つまり、「すべて許可する」という選択だけではなく、必要なものだけを選択するための設定画面も用意できます。
一度設定した後も、Cookieアイコンから設定を開いて同意内容を変更できる仕組みになっています。
ユーザー自身がCookieの設定を確認・変更できるようにしておくことは、Cookie同意UIを設計するうえで重要なポイントです。
クッキーバナーを導入すると、サイトのデザインからバナーだけが浮いてしまうことがあります。
Silktide Consent Managerでは、バナーの表示位置やカラー、背景、アイコンなどを設定できます。
例えば表示位置についても、
などから選択できます。
さらに、CSS変数を使ってデザインを上書きすることもできます。
例えば、フォントや背景色、文字色、メインカラーなどをサイト側のCSSに合わせて調整できます。
GitHubの公式ドキュメントでは、--primaryColor、--backgroundColor、--textColorなどのCSS変数が公開されています。
そのため、既存サイトのデザインに合わせてクッキーバナーを作り込みたい場合にも使いやすいツールです。
Webサイトに設置するUIであれば、アクセシビリティも重要です。
Silktide Consent Managerでは、キーボード操作、フォーカス管理、ARIAラベルなどを考慮した設計がされています。
また、設定画面ではボタンに対して「Visible label」と「Accessible label」を別々に設定できます。
例えば画面上では、「すべて許可」と表示しながら、スクリーンリーダー向けには、「すべてのCookieを許可」といった、より具体的なラベルを設定できます。
2026年7月に公開されたv2.0.1でも、明るい背景色のバナーでキーボードフォーカスが見えにくくなる問題が修正されており、アクセシビリティ面の改善も継続されています。
Cookieの同意を取得するためのUIだからこそ、できるだけ多くのユーザーが操作できるように設計されている点はポイントです。
Google AnalyticsやGoogle広告などを利用しているWebサイトでは、Cookieの同意状態とGoogle側のタグを連携させる必要があります。
Silktide Consent ManagerはGoogle Consent Mode v2との連携にも対応しています。
例えば、
analytics_storage
をアクセス解析関連の同意に、
ad_storage
ad_user_data
ad_personalization
を広告関連の同意に紐付けることができます。
ユーザーが同意内容を変更すると、Silktide Consent ManagerからGoogleのConsent Modeへ同意状態を更新する仕組みが用意されています。
Google Tag Managerとの連携では、同意状態が変更された際に、
stcm_consent_update
というイベントをdataLayerへ送ることもできます。
そのため、Google Tag Manager側でこのイベントをトリガーとして利用することも可能です。
Silktide Consent Managerの大きな特徴の一つが、Web制作側で扱いやすいことです。
公式のインストールページでは、セットアップウィザードで必要な設定を行うと、CSS・JavaScript・初期設定用のコードが生成されます。
基本的には、生成されたファイルを読み込み、silktideConsentManager.init()で設定を初期化します。
また、CDNを利用する方法だけでなく、CSSとJavaScriptをダウンロードして自分のサーバーへ設置する「セルフホスト」にも対応しています。
WordPressなどのCMSだけでなく、HTML、PHPなどで構築しているWebサイトにも導入できます。
さらにCSS変数やJavaScriptの設定を直接編集できるため、サイトごとに細かな調整をしたい場合にも向いています。
Silktideは、Consent Managerについて無料・オープンソースとして提供しています。
公式サイトでは、
と案内されています。
小規模なWebサイトや企業サイトでも導入を検討しやすいのは大きなメリットです。
ただし、無料だからといって設定を何も考えずに導入すればよいわけではありません。
自分のWebサイトで実際にどのようなCookieや外部サービスを利用しているのかを確認したうえで設定する必要があります。
ここは特に注意したいポイントです。
「クッキーバナーを設置したから、プライバシー関連の対応は完了」というわけではありません。
例えば、
などを確認する必要があります。
また、Silktideのドキュメントでも、Cookieが特定の操作によって設定される場合があるため、すべてのCookieを自動的に発見できるわけではないと説明されています。
そのため、クッキーバナーを導入するときは、まずWebサイト全体のCookieや外部サービスの利用状況を確認することが大切です。
ここまでの内容から、Silktide Consent Managerは次のようなWebサイトと相性が良いでしょう。
有料サービスを契約する前に、まずCookie同意管理を導入してみたい場合。
既製のバナーをそのまま表示するのではなく、Webサイトのカラーやデザインに合わせたい場合。
Google Tag ManagerやGoogle Consent Modeと連携したい場合。
AnalyticsやMarketingなど、Cookieを目的別に分けてユーザーが選択できるようにしたい場合。
キーボード操作やARIAラベルなど、Cookie同意UIについてもアクセシビリティを意識したい場合。
HTMLやCSS、JavaScriptを直接編集できる環境で、サイトに合わせて細かく調整したい場合。
今回は、無料で利用できるクッキーバナー「Silktide Consent Manager」を紹介しました。
Silktide Consent Managerには、
といった特徴があります。
特にWeb制作の視点では、単純にクッキーバナーを表示するだけではなく、CSSやJavaScriptを使ってサイトに合わせた調整ができる点が魅力です。
一方で、クッキーバナーはあくまでCookieなどの同意を管理するための仕組みです。
実際の導入では、使用しているCookieやアクセス解析、広告タグ、外部サービスなどを確認し、Webサイト全体のプライバシーに関する設計と合わせて検討することが重要です。
Webサイトの目的や利用しているサービスによって必要な対応は変わるため、「とりあえずバナーを表示する」のではなく、何のためにCookieを利用しているのかを整理したうえで実装することをおすすめします。
はい。SilktideはConsent Managerを無料・オープンソースとして提供しています。
MIT Licenseで公開されており、無料で利用できます。
はい。
Silktide Consent ManagerはHTML、CSS、JavaScriptを利用して設置する仕組みのため、WordPressなどのCMSでも導入できます。
ただし、WordPressで使用しているプラグインやGoogle Tag ManagerなどによってCookieが追加される場合があるため、導入前にサイト全体のCookie利用状況を確認することをおすすめします。
はい。
Google Consent Modeに対応しており、analytics_storageなどのGoogle Consent Modeの同意シグナルとConsent Managerの同意カテゴリーを紐付けることができます。
はい。
Silktide Consent ManagerにはGoogle Tag Managerとの連携機能が用意されています。
同意状態が変更された際には、stcm_consent_updateというイベントをdataLayerへ送信することができます。
変更できます。
バナーの表示位置やカラー、背景、文字などを設定でき、CSS変数を利用してWebサイト側から細かなデザイン調整を行うこともできます。
はい。
Essential、Analytics、Marketingなどのカテゴリーを設定し、それぞれについて同意を管理できます。
また、必要に応じて独自のConsent typeを追加することもできます。
Webサイトに設置するJavaScript・CSSベースのConsent Managerなので、レスポンシブなWebサイトにも導入できます。
ただし、実際のサイトへ導入する際には、スマートフォンの画面サイズでバナーや設定画面が適切に表示されるか、実機で確認することをおすすめします。
はい。
初回の選択後もCookieアイコンから設定画面を開き、ユーザー自身で同意内容を変更できる仕組みになっています。
いいえ。
Consent ManagerはCookieなどの同意を管理するためのツールです。
実際の法令対応では、使用しているCookie、第三者サービス、アクセス解析、広告、プライバシーポリシー、対象となるユーザーや地域などを含めて確認する必要があります。
また、Silktide Consent ManagerだけですべてのCookieを自動的に把握できるとは限りません。
はい。
Silktide Consent ManagerはCSS・JavaScriptをダウンロードして、自分のサーバーでホスティングすることもできます。
公式のセットアップウィザードから、デザインやCookieカテゴリーなどを設定してコードを生成できます。
Silktide Consent Manager 公式セットアップページ
GitHubからソースコードを確認することもできます。
夢双合同会社では、
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そのため、初期の方向性整理から伴走する形でサポートしています。
制作実績 → https://6sou.site/works.php
壁打ち相談はこちら → https://6sou.site/free_consult.php