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公開日:2026/01/06

ProcessWireのクッキー対応まとめ|CMS・多言語サイトでの実装方法と判断基準

近年、Webサイトを閲覧すると「クッキーの使用に関する同意」を求める表示を目にする機会が増えています。

特に海外向けサイトや公式サイトを運用している場合、

  • 「CMS(WordPressやProcessWire)でも対応が可能なのか?」

  • 「どこまでやれば十分なのか?」

  • 「実装コストとUXのバランスはどう考えるべきか?」

といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ProcessWireでクッキー表記を実装する方法について、 法対応レベル・実装工数・運用目線を踏まえて整理します。

前回の記事:ゲーム公式サイトにクッキー対応は必要か?海外では未対応が違法になる理由と業界の注意点

クライアントサポート

ProcessWireでクッキー表記を実装する3つの方法

ProcessWireにおけるクッキー対応は、大きく以下の3パターンに分けられます。

方法 法対応レベル 実装工数 主な用途
外部CMPを利用 高 低〜中 公式・企業サイト
自作クッキーバナー 中 中 ファンサイト・LP
表記のみ 低 低 国内限定・小規模

方法① 外部CMP(Cookie同意管理ツール)を使う

概要

Cookiebot や OneTrust などの CMP(Cookie Consent Management Platform) を利用し、同意取得・ログ管理・法改正対応をツール側に任せる方法です。

ProcessWire側では、共通テンプレートでCMPのJavaScriptを読み込み、 解析・広告タグを「同意後のみ」出力する設計を行います。

特徴

メリット

  • EU / UK / 米国州法まで幅広く対応可能

  • 同意ログ保存・法改正対応が自動

  • クライアント案件で説明しやすい

デメリット

  • 月額費用が発生する

  • デザインの自由度は限定的

向いているケース

  • 海外向け公式サイト

  • 長期運用される企業サイト

  • 法的リスクを極力避けたい場合

方法② ProcessWireで自作クッキーバナーを実装

概要

ProcessWireのテンプレートとJavaScriptを使い、独自にクッキーバナーと同意管理を実装する方法です。

同意・拒否の状態をCookieやlocalStorageに保存し、その値をもとに解析タグや外部スクリプトの出力を制御します。

特徴

メリット

  • デザイン・UXを自由に設計できる

  • 外部ツール費用が不要

  • 軽量でサイトに馴染ませやすい

デメリット

  • GDPR完全対応には不十分な場合がある

  • 同意ログ管理・国別制御は自前対応

  • 法改正時の追従が必要

向いているケース

  • ファンサイトやプロモーションLP

  • 広告を使用していないサイト

  • 日本向けが中心だが海外アクセスも想定する場合

方法③ クッキー表記のみ(同意制御なし)

概要

「当サイトではクッキーを使用しています」という 注意喚起のみを表示し、実際のタグ制御は行わない方法です。

特徴

メリット

  • 実装が非常に簡単

  • UXへの影響が最小限

デメリット

  • EU向けサイトではほぼNG

  • 実質的な法対応にはならない

向いているケース

  • 日本国内限定

  • クッキー利用が最小限

  • 告知目的に留めたい場合

ProcessWireならではの設計ポイント

共通テンプレートで一元管理

_init.php や _main.php などの共通テンプレートに集約することで、 全ページに対して一貫した制御が可能です。

管理画面から文言を変更できる設計

クッキーポリシーをPageとして作成し、多言語フィールドと組み合わせることで運用負荷を下げられます。

国別出し分け(応用)

IP判定により、

  • EU:CMP表示

  • 日本:簡易表記

といった出し分けも技術的には可能ですが、 精度や法的判断には注意が必要です。

実務目線での判断基準

以下に一つでも当てはまる場合、外部CMPまたは自作バナーの導入を検討すべきです。

  • 海外(EU・UK)からのアクセスを想定している

  • Google Analytics や広告タグを利用している

  • IPビジネスとしての信頼性を重視している

  • クライアントワークである

ProcessWireでも「目的に応じた対応」を

ProcessWireは自由度の高いCMSである分、クッキー表記についても サイトの目的に応じた設計判断 が求められます。

  • 法対応を最優先するなら外部CMP

  • UXと軽さを重視するなら自作バナー

  • 国内限定なら簡易表記

というように、 一律ではなく使い分けることが現実的な解となります。

2026年以降、海外展開やIP価値を意識したサイト運用では、クッキー表記も含めた設計がより重要になっていくでしょう。

夢双では、ゲーム業界/エンタメ業界に特化した公式サイト/多言語サイトの設計を行っています。

クッキー対応やプライバシー設計まで含め、「ファン体験を損なわないWebサイト」をご提案します。

お気軽にご相談ください。

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