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公開日:2025/12/17

公式サイト制作で「あえてやらなかったこと」5選|ユーザー体験(UX)を向上させた判断とは

本記事では、アークシステムワークス株式会社様「ダブルドラゴン リヴァイヴ」公式サイトの制作背景と設計思想についてご紹介します。

 

元記事:「ダブルドラゴン リヴァイヴ」公式サイト制作の裏側 ─ 夢双合同会社の制作実績紹介

公式サイト:https://www.arcsystemworks.jp/ddrev/

 

公式サイトでは、“やること”だけでなく、“やらないこと”の選択も重要です。

これらの判断が、結果としてユーザー体験や運用性の最適化につながりました。

今回の記事では、制作中に私たちが意図的にやらなかったことと、その理由・効果を紹介します。

制作事例の裏側

過度なアニメーションの排除

やらなかったこと

  • ページ全体を動かすような過度なアニメーション(リニューアル後削減)

  • スクロールトリガーで次々演出が出てくるような過剰演出

判断理由

公式サイトは「作品そのものを見せる」役割が最優先。

アニメーションが多すぎると、コンテンツよりWeb側が主張しすぎてしまいます。

そのためシンプルな動きに抑える判断をしました。

効果

  • 読み込み速度の改善(体感の軽さ)

  • 初見ユーザーにとって混乱しにくい導線

  • モバイルデータ通信での負担軽減

自動再生動画の抑制

やらなかったこと

  • 複数の動画コンテンツのページロード時自動再生

判断理由

一見すると注目を集めますが、自動再生はユーザーのタイミング制御を奪い、体験を雑に感じさせる可能性があります。

過去の動画は見たい人だけ再生できる仕様を選びました。

効果

  • ユーザーの操作に寄り添う設計

  • ページ表示の安定性向上

奇抜なナビゲーション構造の採用を見送った

やらなかったこと

  • トレンドを意識した独自ナビゲーションUI(ハンバーガー以外の複雑な動き)

判断理由

初見・海外ユーザー双方にとって直感的な伝統的なナビゲーションが最適と判断。

ナビゲーションUIはシンプルな構造を常に最優先としています。

効果

  • 流入後の迷いを最小化

  • ターゲットユーザー(プロモーション目的)への導線を強化

CMSを利用せずに更新対応

やらなかったこと

  • WordPressやProcessWireのCMSを導入せず運用していく方式

理由

クライアントのご意向なためCMSを使用しておりません。

利点としては、初期費用を抑えられる。ただし、更新がhtmlとなる為、自社運用ができない場合ご依頼いただいております。

また、サーバー内のディレクトリー構造はインクルードを利用して整理して管理しております。

それにより、セキュリティリスクの増加も回避できます。

効果

  • 初期費用の抑制

  • セキュリティリスクの低減

派手なビジュアル表現の優先

やらなかったこと(やめたこと)

  • 派手な背景演出や幻想的な視差スクロール(Parallax)

判断理由

ユーザービリティーを考慮しサイトとしての操作性の向上しました。

効果

  • 「公式サイトとしての信頼感」が高まる

  • 作品の魅力を主役として見せられる

まとめ:やらない選択こそ、ユーザーファーストの本質

Web制作は やることを増やすゲームではありません。

削れるものを見極め、本当に必要な体験にフォーカスすることこそが成果につながると私たちは考えています。

公式サイトでは、あえてやらない判断をすることで、作品の魅力が伝わりやすく、ユーザーが迷わない設計を実現しました。

ゲーム公式サイト・プロモーションサイトの制作をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。

作品を主役にしたWeb設計を、企画段階から一緒に考えます。

また、夢双合同会社は「WordPress」よりセキュリティが堅牢なヘッドレスCMS「ProcessWire」を取り入れた、日本で数少ない制作会社になります。

お問い合わせはこちら → https://6sou.site/contact.php

X official account → https://x.com/MUSOU_LLC

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