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Web制作では、本番公開前にテスト環境を用意することは必須です。
特に ProcessWire を使った開発では、CMS本体を /test/processwire/ のようなサブディレクトリに配置し、フロント側のPHPやHTMLをその外側で独自実装する方式がよく採用されます。
この方式は、「フロントエンドとCMSの領域を分離できる」「本番公開後のアップデートが容易」「セキュリティ上安全」などの利点があり、企業サイトやゲーム公式サイトでよく使われます。
しかし、本番公開の際には CMS とフロントの両方のURLを正しく移動しないと、ページが表示されない、ログインできない、リンク切れ といった問題が発生します。
本記事では、以下のような構成を例に、安全な本番公開方法 を解説します。
フルスタックサイト構築
テスト環境:
/test/
└─ processwire/ ← CMS(管理画面)
├─ site/
├─ wire/
├─ index.php
└─ .htaccess
├─ index.php ← フロントのトップページ
└─ news/
└─ index.php ← ニュース一覧などフロント
この構成の特徴
CMS(ProcessWire)は /test/processwire/ の中で動作している
フロントは CMS の外側で独自に組んでいる(API fetch型など)
本番公開時は /test/ を / に昇格させる必要がある
/test/ の中身をすべてルートに移動する
移行前:
/test/
/test/processwire/←processwire一式
/test/index.php
/test/news/
移行後:
/processwire/←processwire一式
/index.php
/news/
/test/ フォルダごと移動してはいけない!
URLがズレて CMS が動かなくなるためです。
/processwire/site/config.php を開く:
$config->httpHosts
を必ず本番用に書き換えます。
$config->httpHosts = array('6sou.site', '6sou.site/test');
$config->httpHosts = array('6sou.site', 'www.6sou.site');
これを忘れると:
❌ 管理画面にログインできない
❌ /processwire/ にアクセスすると403やリダイレクトループ
といった致命的な問題が起きます。
ProcessWireの .htaccess は URL ルーティングに必須です。
/test/processwire/.htaccess → /processwire/.htaccess
/test/.htaccess → / .htaccess
どちらも忘れずに移動します。
フロントは独自実装なので、以下も必須チェックです。
/index.php が正常に表示されるか/news/index.php のリンクが生きているか/processwire/ のAPIや include('../processwire/index.php') が正しいパスになるか今回のように
/test/processwire/
に CMS を入れて開発する方式は、本番公開や将来のアップデートに強い構成 です。
手順さえ押さえておけば、本番移行はスムーズに完了します。
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