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公開日:2025/04/14

【第3回/多言語の必要性】多言語サイト運用フェーズの落とし穴とは?

ゲームタイトルの世界観や魅力をグローバルに届けるためには、多言語サイトの「制作後」も非常に重要です。

特にゲーム業界では、アップデートやイベントが頻繁に発生するため、それに対応するサイトの運用力が問われます。

今回は、運用フェーズで陥りがちな落とし穴と、改善のための実践ポイントをご紹介します。

クライアントサポート

公開後にやるべきチェックリスト

公開して終わり、ではありません。特に以下のような項目は公開直後に再確認が必要です。

  • 各言語ページが正しくリンクされているか

  • hreflangが正確に設定されているか

  • デバイス別の表示崩れチェック

  • メタデータやOGPの言語別設定

ゲームファンは直感的な操作や快適な閲覧を求めるため、細部まで確認しておくことが信頼につながります。

定期的な翻訳更新とバージョン管理

ゲームの公式サイトは、アップデート情報・キャラクター追加・イベント情報など、頻繁に内容が変わります。

これらに対応するためには、

  • 翻訳スケジュールの共有

  • 翻訳内容の履歴管理(バージョン管理)

  • 更新通知のワークフロー整備

が欠かせません。

ProcessWireなどのCMSを導入すれば、更新時の多言語バージョン管理がしやすく、翻訳者との連携もスムーズです。

多言語SEOのメンテナンス方法

多言語SEOは、継続的なメンテナンスが肝です。

特に注目したいのが以下の2点です。

 

hreflangのチェック

Googleに正しく言語ごとのページを認識させるためには、hreflangの記述が重要です。運用中に構成が変わると、これが崩れてしまうこともあるため、定期的なチェックが必要です。

 

ページスピードの言語別最適化

言語ごとに画像やスクリプトの読み込み速度が異なる場合も。

PageSpeed Insightsなどで国別にチェックし、読み込み改善を行うと、海外ユーザーの離脱防止につながります。

アクセス解析と改善

Google Analyticsで言語別データを見る

各国のユーザーがどのページにアクセスしているか、どこで離脱しているかを分析することで、どの言語にどの情報を重点的に配置すべきかが見えてきます。

 

コンバージョン率の差から見える改善点

例えば「日本語ではコンバージョンが高いが、英語では低い」といったケースでは、CTAの翻訳表現を見直すだけで成果が上がることも。

よくあるトラブルとサポート体制の整備

運用中によくある問題として以下があります。

  • 翻訳者不在による対応遅延

  • 外注先との連携ミス

  • 表示崩れの再発

こうしたリスクを避けるには、あらかじめ内部or外部のサポート体制を整えておくことが大切です。

翻訳コストを抑えるワークフロー例

コストを抑えるポイントは、更新部分だけを差分で翻訳依頼すること。

CMSに翻訳対象フィールドを明示する機能があれば、無駄な再翻訳を防げます。

 

例:

  • CMS上で「更新されたフィールド」のみ書き出し

  • 翻訳ファイル(例:XLIFFやCSV)を作成

  • 翻訳会社へ差分だけを依頼

これによりコストが約30〜50%削減できる場合もあります。

多言語サイトは「育てるもの」

ゲーム業界において多言語サイトは、単なる情報提供の場ではなく、ファンとの接点を広げる重要なメディアです。

「作って終わり」ではなく、「運用しながら育てる」視点を持つことで、グローバルなファンベースを確実に広げていくことができます。

次回予告

次回(第4回)は、多言語サイトの構築・運用における“ProcessWire”の活用術をご紹介します。

日本では導入事例の少ないこのCMSを、なぜ夢双合同会社が選んでいるのか?その理由と魅力を掘り下げます!

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