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公開日:2025/04/12

【第2回/多言語の必要性】ゼロから始めるゲーム業界向け多言語サイト制作|設計・構築・翻訳・公開までのステップ完全解説

世界中のプレイヤーに「公式情報」を届けるための道のり

ゲームタイトルの公式サイトは、その世界観やキャラクターを伝える「もうひとつのゲームフィールド」。

ここでは、多言語化に必要なステップを、ゲーム業界ならではの事情を踏まえて詳しく解説します。

クライアントサポート

ステップ1:対応言語とターゲットユーザーを決める

まずは「誰に向けて翻訳するか」を明確にするところから始めます。

  • 海外展開済み or 予定のプラットフォーム(Switch / Steam など)

  • 英語圏・繁体字圏・韓国語圏のファンからのSNS反応

  • ローカライズパブリッシャーの対応エリア

この時点で、「最低限どの言語が必要か」を洗い出します。

弊社ではクライアント様と一緒に「海外ユーザーがどのページをよく見るか」「どのコンテンツを翻訳対象にするか」も確認します。

ステップ2:URL構造・CMS選定・デザイン仕様の策定

弊社では、翻訳後の表示テストを前提にしたデザイン設計を行い言語に合わせてCSS調整などを適時対応しております。

 

URL構造の選び方

  • /en/ /zh/などパスで切り分ける形式が主流
    → SEOにも強く、後々管理しやすい

 

デザイン設計で気をつけたいポイント(ゲーム業界ならでは)

  • 翻訳により文字数が増減しても、レイアウトが崩れないか

  • 縦書き演出やフォントの印象が変わらないか

  • セリフ・キャラクター紹介・ボイス表記のフォーマットが各国で適切か

ステップ3:CMSや静的ジェネレータを使った多言語実装

弊社では、WordPress / ProcessWireを使用したサイト構築を得意としています。

 

WordPress × Polylang

  • 安定・定番。管理者が複数言語を簡単に切り替え・編集できる

  • 欠点:カスタマイズ性に限界あり、ゲームの演出面で制約が出ることも

 

ProcessWire(プロセスワイヤー)

  • 多言語フィールドを柔軟に設定可能

  • ヘッドレスCMSとして、演出自由なフロントエンドと分離も可能

  • 日本ではあまり知られていないCMS「ProcessWire」。弊社では、その特性を活かしたサイト構築ができる数少ない制作会社

 

Headless構成(Next.js / Nuxt.jsなど)

  • キャラの動き・スクロール演出を最大限活かすならコレ

  • 外部CMSと連携して、多言語ページも完全に制御可能

ステップ4:翻訳作業の進め方

翻訳は「誰が・どうやって行うか」が成功の鍵です。

  • 機械翻訳(DeepLなど)
     → 初稿には便利。ただし「キャラ口調」「世界観」には向かない。

  • プロ翻訳者
     → 世界観のトーンに沿った訳をしてもらえる。

  • 社内ローカライズチームと連携
     → 既にゲームの翻訳済みテキストを活かせる。弊社ではCMSに流し込む仕組みを整備可能。

ステップ5:SEO対応とユーザー切替導線の設計

言語切替リンクの設置

  • ページ上部 or グローバルナビの一部に、目立つ切替UIを配置

  • ユーザーのブラウザ設定を元に、自動的に言語を選ぶ設定も可能

 

hreflang対応(Google向けSEO)

  • サイトごとに「この言語はこのURL」と明示することで、多言語SEOの効果が高まります。

ステップ6:最終チェックと公開手順

  • 各言語ごとのリンク切れチェック

  • 各国ブラウザ環境での表示確認

  • 翻訳・演出・表現が不快感を与えないかローカル文化の配慮

弊社では、翻訳後のデザインテストも含めた動作チェックを丁寧に行います。

次回予告

多言語サイトは「公開して終わり」ではありません。

むしろ、本当の勝負は公開後の運用フェーズから始まります。

次回(第3回)は、翻訳更新やSEOメンテナンス、アクセス解析、チームとの連携まで、長く価値を発揮し続ける多言語サイトの運用術を深掘りしてお届けします。

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