ProcessWireは、柔軟かつ堅牢なCMSとして世界中の開発者に支持されています。
今回は、公式から発信された「ProcessWire Weekly #568」の内容をもとに、最新版の開発ブランチで行われた重要な修正や改善点をピックアップしてご紹介します。
多言語サイト構築やゲーム業界向けサイトの構築を担う開発者の皆さんにも、ぜひチェックしていただきたい内容です。
ProcessWireは、柔軟かつ堅牢なCMSとして世界中の開発者に支持されています。
今回は、公式から発信された「ProcessWire Weekly #568」の内容をもとに、最新版の開発ブランチで行われた重要な修正や改善点をピックアップしてご紹介します。
多言語サイト構築やゲーム業界向けサイトの構築を担う開発者の皆さんにも、ぜひチェックしていただきたい内容です。
フルスタックサイト構築
以下は、2025年4月上旬にGitHubのdevブランチに加えられた更新の一覧です:
PageArray::not()
メソッドの誤った説明コメントを修正→ コード内コメントの修正ですが、API仕様の理解ミスを防ぐために重要な対応です。
InputfieldWrapper
における PHP の非推奨動作に対応→ null
を文字列として扱う際のPHPのデプレケーション警告を解消。
今後の PHP8.3/8.4対応の布石かもしれません。
$page->if()
の挙動修正→ "yes"
条件で Page
オブジェクトが返る際、意図しないコール可能(callable)オブジェクトとして解釈される問題を解消。
InputfieldPage
の inputfieldClasses
に追加したモジュールが「Add Field」で表示されない問題を修正→ 入力フィールドの拡張性を担保する重要なバグフィックスです。
アクセシビリティ対応の一環として、視覚的に隠されたラベルに for
属性を追加。
今後、より多様なユーザー層への配慮がなされたUIに進化していく兆しといえるでしょう。
今回のアップデートは見た目に派手な変更は少ないものの、アクセシビリティ対応やPHP将来互換性に関する配慮が多く含まれている点がポイントです。
ProcessWireは非常に堅牢なシステムですが、それを維持し続けるために細やかな調整が日々行われていることがわかります。
合わせて紹介されたトピックも非常に参考になります:
PAGEGRID 開発者向けウォークスルー動画
カスタムブロック追加方法の紹介
「親ページ編集不可でも子ページソート可能」なHook
HTMLのdownload属性を使ったファイルダウンロードの工夫
SearchEngineモジュール × AJAX検索実装例(htmx / VanillaJS)
劇場座席予約モジュールのアップデート
これらは、ゲームやエンタメ系のWebサイトを構築する際にも非常に応用が利く内容です。
ゲーム業界では、
グローバル展開向けの多言語対応
更新しやすいCMSベースのオフィシャルサイト構築
高速・セキュアなサイト表示のキャッシュ処理(ProCache)
…などが求められます。
ProcessWireは、まさにこれらの条件に適したCMSであり、プラグイン依存せず、カスタマイズが自在な点が評価されています。
今回のアップデートは主に内部改善と将来互換性強化が中心
アクセシビリティやPHP対応を見据えた地道な改善が進行中
ゲーム業界の開発者にも応用可能なTipsやモジュールが豊富に紹介された週
今後も、開発者視点からProcessWireのアップデートをチェックしていく予定です!